

撮影スタンス
真実から写し撮る
被写体の魅力を100%伝えることを目指し、150%を
作らない。蛍撮影など特別な手法を必要とする写真
以外での編集・レタッチを極力せずに、その時、
その場所で、その被写体をその瞬間に写し撮ること
を目指す。もし私がプロであり、顧客が存在する
仕事上の写真を撮影しているのであれば、そのような
考えを優先してやっていける場合のみではないと思う。
ただ、編集・レタッチを前提として撮影する場合と、
全力で撮影に臨んだ上でやむを得ず手を加える必要性
が出てくる場合では意識的に大きな違いがあるのでは
ないか。
前者は編集技術により美しい写真を作り出すことに
優れるが、そのため実物を見た際にイメージと開きが
あり落胆する可能性が増える。後者はその問題が出る
可能性は低いが、その代わり望んだ結果をその場で
写し切るための撮影技術が必要不可欠だ。
※当然、表現方法としての編集・レタッチであったり
撮影時の状況や被写体のコンディションによっては
どうしても望んだ結果が得られない場合もあるため
どちらが100%優れているということは決してない。
プロ・アマ問わず編集・レタッチは当たり前の現在に
理想論のような考えではあるとは思うが、少なくとも
私が撮影する写真においては、
撮影後に「真実から思い描く」写真ではなく、
撮影時に「真実から写し撮る」写真を目標としている。
風景写真ではその場に行きたくなるような、そして
実際に訪れた際に来てよかったと思えるような写真。
イベント写真であれば実際に参加したくなるような、
そして参加してよかったと思えるような写真。
人物であれば、建物であれば、食べ物であれば、
それぞれの魅力を伝えられるような写真。
それらを写し撮ることを目標として、
いつも撮影に臨んでいます。
掲載写真について
当サイト上 Photo ギャラリーに掲載している写真に
ついて、説明文に追記していない写真を除いて掲載の
ためのリサイズ、縦横比調整時のトリミング以外では
編集・レタッチを行なっておりません。
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